令和7年6月16日(月)
弊社も所属している安芸建設協会の青年部が市内の中学校で出前授業をおこないました。
出前授業では座学と体験学習を実施し、青年部は体験学習のミニバックホウとドローン体験のブースです。
弊社からは施工管理技士の伊吹さんがドローン体験を、

菖武くんがミニバックホウを担当しました。

日々、地域に暮らす人々の生活を守り支えるインフラ工事(道路や橋など)・防災減災工事・災害復旧工事などをおこなっている建設業には、
「しんどそう」「危なそう」などの職場環境に対してや、「長時間労働そう」「給与低そう」などの雇用形態に対するマイナスイメージが、業種全体の印象として根強く残っています。
そのせいもあり現在、就職活動をする人1人に対していくつの求人があるかの、有効求人倍率は、建設業は約5.8倍。仕事を探す1人の人を、およそ6つの会社が欲しがっている、という状況に。
実際は建設業の労働環境はこの10年を見ても大きく変わり、「きつい」「危険」といわれていたのが、
今は「給与」「休暇」「希望」という将来性のある言葉に変わっています。
令和6年時点で建設業は平均給与が約18%もアップした業種であり、全業種の中で第3位の伸び率に、
そして完全週休二日制(土日休み)の導入により年間休日日数が大幅に増え、
さらに時間外労働の規制が強化され残業は大幅減少になるなど、
建設業の労働環境はめまぐるしく好転・改善されていますが、未だそれらがほとんど伝わっていない、認識されていないという現状です。
今年6月からは熱中症対策の義務化もはじまり、「暑い中で長時間労働」は元々おこなっていませんが(夏場の猛暑日は1時間以上連続して作業したりしません。というかそんなことできません。40分くらいごとに必ず10分以上の休憩をはさみます)、
今まで以上に安全に配慮した作業環境づくりを実践しています。
また、高知県が今年3月にまとめた毎月勤労統計調査で建設業の月間現金給与額は、調査対象全15業種の中で上位5番目に高く、前年比からの給与額の増加率は全業種の平均値を上回っています。
こういった、良い方向に変わり続けている建設業が、「○○そう」というマイナスイメージを払拭し、多岐にわたる仕事内容や取り組みに関心を持ってもらうには、
今の建設業のことを知ってもらうこと。
ふれる機会がなければいつまでたっても知られないままで、将来の選択肢にもなれません。
本来、
空から見える仕事
地図に残る仕事
AIに取って代わられない、未来に繋がる仕事
のはず。
建設業の今を、地域の子どもたちに知ってもらう事が、すべての始まりであり大切な第一歩なのだと思います。そして建設業に関わる人々も、現状を自分ごととしてとらえることが、業界のさらなる好転・改善につながっていくのだと思います。
体験の様子を、テレビ高知さんに取材に来ていただき、「からふる」で放送されました
NEWS DIGにて視聴できます
動画はこちら
「建設業に興味がなかったけど興味を持つようになりました」建設業界について知る出前授業 安芸中学校の生徒250人が参加 高知県建設業協会青年部連合会が実施 | TBS NEWS DIG